取得をおすすめしたい介護予防運動指導員の資格について

介護予防の資格の一つに、介護予防運動指導員という資格があります。この資格は東京都健康長寿医療センターが認定する資格で、介護予防の資格の中でも特に専門的なことを学べるため注目されています。

介護予防運動指導員の資格を取得すると、サービスを利用する高齢者一人ひとりに合わせた介護予防プログラムを作成できます。そしてそのプログラムに基づき、運動を指導できます。

指定のスクールで受講し、修了試験に合格すれば介護予防運動指導員になれます。この資格を取ると、介護施設だけでなく、スポーツジムのインストラクターや自治体が開催する介護予防教室などでも指導にあたれます。

この資格の受講資格として指定されているのは、医師や看護師といった医療系の資格がある人や、介護福祉士やケアマネジャー、初任者研修など介護系の資格を持つ人です。介護関係の資格取得者は、実務経験が2年以上ある人となっています。

介護予防指導士と比べると受講資格が厳しい(実務経験が必要なため)ので、この資格取得のための講習を受講できる人は限られますが、受講資格がクリアできる人は積極的に取得を目指すのもいいかもしれません。高齢者の筋力向上のためトレーニング事業などが行えるようになりますし、転職もスムーズにできるでしょう。

施設によりますが、介護予防に関する資格を持っていることで資格手当をもらえる可能性があります。介護予防に活かせる資格は他にもあります。高齢者の介護予防に興味がある人は、介護予防運動指導員をはじめとする資格取得を検討してみてください。